満中陰(四十九日)は三ヶ月に架かってはいけないと聞いたことがあるのですが、というご質問をよく受けますがはっきりお答え致します。
結論から言うと、仏教的にそのようなことは全くありません。
そんなことを言ったら月の後半で亡くなった方は皆さん該当してしまいます。
中陰の四十九日の期間が三ヵ月にわたると、「しじゅうく」が「みつき」から「始終苦が身に付く」などという笑ってしまいそうな語呂あわせで、一部でまことしやかに伝わっているだけです。
そんな迷信めいたことには仏教徒は惑わされてはいけません。
また一般的に、「法事は遅らせてはいけない」というのはうっかりしてご法事を忘れるようなことがあってはならない、早めに考えるようにという戒めとして、昔の方々がおっしゃったことです。
遅らせたからといって何か災いがあるとかいうことではありません。
おまけですが、線香は立てるものというイメージが強い方も多くいらっしゃるかと思いますが、浄土真宗では線香は立てずに、折って横に寝かせて焚きます。
このことは浄土真宗本願寺派の一人の僧侶として皆様には知っておいていただきたく思います。
皆様、ご周知のほどよろしくお願い致しますね。
浄土真宗本願寺派
西照山 西向寺
〒583-0846 大阪府羽曳野市東阪田245
TEL&FAX:072-956-0063
13代目 西林 広順(にしばやし こうじゅん)
文禄3年(1594年)
近鉄南大阪線(長野線)
喜志駅下車徒歩約15分(タクシー約5分)
南阪奈道、羽曳野ICより旧170号南へ約5分 西名阪道、藤井寺ICより170号南へ約15分
※本堂内に椅子、冷暖房、駐車場(約6台駐車可)完備。
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