「人間は四十九日後に生まれ変わる」という古代インド人の思想が
仏教と結びついて定着したために、
仏教のほとんどの宗派では七日毎にお勤めする習慣となっています。
浄土真宗も仏教のひとつですから、中陰勤めはします。
浄土真宗では「お浄土へ帰っていかれた」と考えますから、
四十九日間を故人の霊が漂っているとは考えません。
ですから
「浄土へ行けるための方法として・読経してもらう」のではありません。
それじゃあ
中陰(四十九日間)は必要無いかというと、そうではありません。
浄土真宗の四十九日は、
・ご縁ある人々(遺族等)が、故人を偲ぶ行事として行われる。
・ご縁ある人々(遺族等)が、人生の無常・いのち・生きる意味というものに
ついて改めて考えていただく期間として続けられている。
のです。
ですから
「故人のために」「生きている私たちが」『四十九日間をやってあげている』
のではなく、
「故人が」「残った私たちのために」『用意してくれた期間』
と、受け止めましょう。
残されたご家族達が、教えに出遭う機会としてください。
何も難しく考える必要はありません。
浄土真宗の教えとはどんなものか、仏壇の荘り方はどうするのか、など、
解らないことをたずねたりする機会としてください。
(単に、仕方なく勤める儀式・義務感から虚礼では、意味がありませんから)
浄土真宗本願寺派
西照山 西向寺
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13代目 西林 広順(にしばやし こうじゅん)
文禄3年(1594年)
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