大阪府羽曳野市の西向寺は420年以上の歴史を誇る浄土真宗本願寺派の寺院です。

住職ブログ

100%確実な未来=死


「散る桜 残る桜も 散る桜」

と古人は詠いました。

満開の桜も、風に吹かれて、ひらひらと、やがて散っていきます。先に散るか、後に散るか、最後は一枚残らず散ってしまうのです。

同じように私たちも、一人、また一人と、この世を去っていきます。他人の葬式に参列して見送る人も、自分の葬儀で他人に見送られる日が必ず来ます。

死は、100%確実な未来であり、無関係でいられる人は一人としてありません。

しかも、死はいつやってくるか分かりません。

だれもが「いずれ死ぬ」と知っていますが、「今日が死ぬ日」と思う人は一人もないでしょう。

有名な『徒然草』に、吉田兼好は次のように述べています。

「死期はついでを待たず。死は前よりしも来らず、かねて後に迫れり。人皆死ある事を知りて、待つこと、しかも急ならざるに、覚えずして来る」

“死に順序などない。それは前からだけ来るのではなく、いつの間にか背後に迫っている。100%死ぬのを知りながら人は、今死ぬ、の差し迫った思いを持たぬまま、思いがけず死んでいくものなのだ”

平成23年3月11日の東日本大震災の前日、いったい誰が次の日の自分の死を予告できたでしょう。

当日の朝、死を覚悟して洗面し、朝食を取った人があったでしょうか。

私たちが死のことなど考えもしないで、今日の予定や、週末の計画を考えながら、家を出掛けていくのと同じです。

お釈迦様は、

「出息入息 不待命終」(出る息は入る息を待たず、命終わる)

と説かれています。

吸った息が吐き出せなければ、吐いた息が吸えなければ、その時から後生です。

後生とは死後のこと。死後と聞くと何十年も先のことのように思いますが、吸う息吐く息と触れ合っているのが後生なのです。

“老後”という未来は次第に訪れます。しかし死は、突如としてやってくるのです。そして、すべてを奪い去る無法者のようなものです。

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寺院概要

寺院名

浄土真宗本願寺派
 西照山 西向寺

所在地

〒583-0846 大阪府羽曳野市東阪田245

連絡先

TEL&FAX:072-956-0063

住職

13代目 西林 広順(にしばやし こうじゅん)

開創

文禄3年(1594年)

交通アクセス

<電車の場合>

近鉄南大阪線(長野線)
喜志駅下車徒歩約15分(タクシー約5分)


<お車の場合>

南阪奈道、羽曳野ICより旧170号南へ約5分 西名阪道、藤井寺ICより170号南へ約15分


マップ

※本堂内に椅子、冷暖房、駐車場(約6台駐車可)完備。

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